令和2年7月豪雨球磨川水害伝承記

後代に残す記録

災害の概要

全国で死者84名、行方不明者2名、住家の全半壊等9,628棟、住家浸水6,971棟など、「令和2年7月豪雨」は未曾有の被害をもたらしました。
熊本県の球磨川流域でも、河川の氾濫や土砂崩れなどを含む甚大な人的・物的被害が発生しました。
本サイトでは、豪雨による被害状況をはじめ、地域住民の命を守る救援プロセスや、復旧に向けた九州地方整備局・八代河川国道事務所・八代復興事務所の取り組みを紹介します。

気象・出水の概要

球磨川流域の多くの雨量観測所では、活発な梅雨前線が停滞した7月3日から4日のわずか2日間で7月の平均雨量1ヶ月分に相当する猛烈な雨量を観測しました。球磨川本川と複数の支川では、計画高水位や氾濫危険水位を超過しました。

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被害の概要

「令和2年7月豪雨」では河川の氾濫等による人的被害のほか、堤防決壊や浸水被害、家屋倒壊、道路損壊、橋梁の流失など多数の被害が発生しました。大規模な停電や断水などもあり、住民の日常生活にも大きな支障をきたしました。

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災害対応

球磨川流域に大雨注意報発令後、九州地方整備局では災害対策本部をいち早く設置しました。八代河川国道事務所を中心に関連機関が連携し、迅速な災害対応に注力しました。また、災害発生直後からは24時間体制で災害復旧を進めました。

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復興に向けての取り組み

令和2年9月1日付で、八代河川国道事務所内に被災地の災害復旧工事等を専属で担当する「八代復興出張所」を設置しました。その後、更なる復旧・復興体制の強化を図るため、令和3年4月1日から新組織「八代復興事務所」として被災地の復旧を加速させています。

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