令和2年7月豪雨球磨川水害伝承記

後代に残す記録

被害の概要

一般被害

球磨川流域における犠牲者数は50名にのぼりました。また、浸水や家屋倒壊などで約7,400戸(棟)が被害を受けたほか、7月4日昼時点で約7,800戸が停電しました。電話やインターネットの回線も断線し、住民への情報伝達や気象情報の収集等に支障がでました。

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河川被害

令和2年7月豪雨により、6地点の水位観測所で氾濫危険水位を超過し、球磨川本川の34地点で氾濫が発生しました。堤防決壊や護岸欠損等による浸水被害が広がったほか、17橋梁も被災・流失しました。

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土砂被害

球磨川流域の2市5町5村に土砂災害警戒情報が発表され、人家の全半壊や損壊のほか、特に芦北町では土砂の崩壊による複数の犠牲者が出るなど、深刻な土砂災害が発生しました。

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道路被害

国道219号など球磨川流域の沿川道路では7月4日以降、土砂流出や法面崩落、路肩崩壊、道路損壊、橋梁の流失などが発生しました。河川氾濫危険水位の超過による全面通行止も頻発し、一時孤立した集落もありました。

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その他(重要インフラの被害等)

鉄道橋梁の流失や線路冠水が相次ぎ、JR九州肥薩線、肥薩おれんじ鉄道、くま川鉄道湯前線が一時、運転見合わせや不通が続いている路線があります。また八代港に大量の漂流物が流入するなど、重要インフラにも被害がおよびました。

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