令和2年7月豪雨球磨川水害伝承記

後代に残す記録

災害対応

初動対応

災害対策本部を早期に立ち上げ、記者会見等を通して豪雨の影響や正確な気象状況を随時発信したほか、災害支援を行うリエゾン派遣や防災ヘリ「はるかぜ号」による被災状況の確認等を行い、迅速な災害対策を進めました。

さらに詳しく

応急対応(河川、道路、砂防、港湾)

球磨川流域の被災状況を把握し、早期復旧に向けた技術的支援を行うため、九州地方整備局を中心としたTEC-FORCE(緊急災害対策派遣隊)が全国から集結しました。各専門チームに分かれ、被災直後の7月4日から約1ヶ月間にわたりのべ6,932名のTEC-FORCEが活動しました。

さらに詳しく

河川の応急復旧

国管理区間において、堤防決壊や堤防損傷が3箇所発生し、7月4日23時から24時間体制で緊急復旧工事を行い、9日9時半には全ての箇所で応急復旧が完了しました。また、ポンプ施設4箇所や排水樋管2箇所が機能停止しましたが、8月31日までに仮設ポンプや発電機設置による応急復旧が完了し、従前機能を確保しました。

さらに詳しく

道路の応急復旧

球磨川沿いの国道219号や八代〜人吉間の県道などでは土砂流入や路体流出などが発生し、球磨川を渡河している道路橋10橋が流失したため、権限代行による災害復旧事業を7月22日より実施しました。

さらに詳しく

港湾の応急復旧

球磨川等からの流木など大量の漂流物が流入した八代港では、航行船舶の安全確保と海洋環境保全のため、港湾管理者の熊本県から要請を受けて九州地方整備局が漂流物の調査・回収や深浅測量等を速やかに行い、港湾機能を確保しました。

さらに詳しく

ソフト対策

河川状況を監視する河川カメラや水位計の情報を、国土交通省や八代河川国道事務所の防災情報サイトからリアルタイムで配信したほか、 市町村による防災・減災ソフト対策への補助事業を通して流域住民の安全確保に努めました。

さらに詳しく